群馬県はめんの産地として有名なところ。乾めん生産では全国11位、めんの原料となる小麦生産は4位です。その上州群馬で生産される小麦の銘柄は5種類ほどあり、近年の地産地消ブームや消費者の国産原料信仰も相まって上州産の小麦粉にこだわった麺を作る製麺所が増えているそうです。
そんな群馬の「ひもかわ」はうどんを平べったく伸ばして3cmくらいの幅に切ったもの。 名古屋のきしめんよりすこーし太いかなという位の太さが一般的なのですが、桐生のふる川さんではこれを10cm近い幅で出しております。通常のひもかわと違い、お店でないと食べれないので、食べに行ってきました。

群馬 桐生 ふる川 ひもかわ つけ麺 こちらが「わたらせ渓谷鉄道」の相生駅から歩いていけるふる川暮六つのひもかわ。
白くて平べったい春巻きの皮のような物体がひもかわです。ひもかわうどんともいう。
シンプルにだし醤油の付け汁とともに添えられた一品。ざるひもかわ。

群馬 桐生 ふる川 ひもかわ ひもかわだけアップにしてみました。これを見て「麺」だと気づくのはなかなか難しいです。
つやつやぴかぴかに輝いてなんとも美味しそうです。

桐生 ふる川 ひもかわ 肉茄子付け麺 こちらは温かい付け汁のバージョンです。肉茄子つけ麺。
麺は茹でた後、水でしめてありますが、付け汁の方が温かいのです。肉入っているし。
付け汁は小ぶりの丼くらいの大きさで、豚バラと茄子がたくさん入っていてうれしい。

群馬 桐生 ふる川 ひもかわ 麺を箸でつまむのが大変 箸でひもかわを取ろうとするとこれがなかなかうまく捕まりません。
幅が広くて左右につるりと滑り落ちてしまうのです。塗り箸でなく、割り箸なのに。
普通の麺はせいぜい太くて2cmくらいでしょう。それを2,3本箸でつまむとしても、
しっかりと麺を箸でホールドできますし、それ以前にここまで太いと重さがあるんです。
だからするすると逃げ出す。普通の麺の感覚でつまむと「おっとっと」っていう感じ。

群馬 桐生 ふる川 ひもかわ 付け汁につける なんとか1枚目を汁まで到達させると、後は器を手にとってずるずるといただく。

この麺がむっちり、もっちりとした弾力があってすごく美味しい。
この弾力があるからこそ箸でつまんだときに麺がちぎれないんですね。
そして、なめらかな絹のような舌触りの麺がつるつるっと口の中を滑る感覚と、
噛んだときのもちもちっとした食感が絶妙です。このバランスが見事!

そして、麺だけが美味しくても仕方なくって、付け汁のだしがうまい。
汁が麺になるべく絡むように気を付けながら必死に食べましたよ。(つるつる滑るから必死。)
冷たい付け汁も温かい付け汁もどちらも美味です。お店が近くにあったら通うのになぁ。

このお店のことをテレビで見たとき、「なんでこんなに幅広の麺を作ったのか?」という質問で、店主は「もちもちした食感を追求した結果。」と言っておられました。
これ以上太くすることもできるんだけど、箸で持てる限界の幅がここまでだそう。

太くするのは単に話題性を狙っただけかと思ったら、味へのこだわりだったのですね。
(絶対、ネタとしての意味もあるはずだが。)

群馬県って県の知名度が全国でもかなり下の方だそうで、なんていうか美味しいものとか
いい温泉とかいっぱいあるけど、それが群馬県にあることが知られてない。
讃岐うどんは讃岐うどんで好きだけど、このひもかわはまた別物だなぁ。

ふる川さんのひもかわは現地でしか食べれないけど、たまに群馬の乾麺は買ってます。

ふる川 暮六つ

群馬 桐生 ふる川 外観 住所:群馬県桐生市相生町2-735-15
電話:0277-47-8190
営業時間:11:00~14:00、17:30~23:30 月曜休

ふる川さんは桐生の駅前にもありますが、そちらは夜のみの営業です。
相生店も夜は飲み屋ですが、昼営業もしていてお客さんでにぎわっています。

麺処酒処ふる川 暮六つ 相生店うどん / 相老駅天王宿駅下新田駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5