念願の山賊!山口県のいろり山賊でがっつり山賊焼き食べたよ~♪
山口を特集するときに必ずと言っていいほどに出てくる有名なレストラン。いろり山賊。
ずっと行ってみたいと思っていたのですが、なかなか山口まで足を伸ばすきっかけがなく、行きそびれていました。
行きにくいと思っていた理由が山の中にあって、車がないと行けないという刷り込みがあったからなのですが、いろり山賊 玖珂店は電車で行けるじゃない?ってことがわかり、列車で行って参りましたよ。
羽田から岩国まで飛んで、岩国周辺に宿を取ってチェックイン。錦帯橋を見てから夕方電車でGO!
錦帯橋の最寄りの川西駅から列車に乗りまして、玖珂店のある最寄りの欽明路駅から徒歩で17分くらいかな。歩きで行くのが全然苦ではない距離なのです。
周りを見ても、駅から歩いて行くような人はおらず皆さん車で行くみたいだけど、車で行くってことは誰か一人が飲めないじゃない?でも、飲みに行くというよりどちらかというと家族サービスでみんなで御飯を食べに行くっていう雰囲気の方が多かった。
後ろに並んでいたカップルは「おれビール飲むから帰り運転よろしく!」とか会話してて、おお、なんとも微笑ましいのであります。
駅から20分弱。山道をちょっと登ると異彩を放つ、ん?七夕飾り?
駅を出て北にまっすぐ。突き当たりを左に折れてズーーっと歩くと国道をくぐれる脇道があります。そこを右手に曲がってひたすら川沿いの路地を歩いて行くと、国道にぶつかる。ぶつかった国道をそのまま上がっていくと、山の中に突然どーんと派手な飾り付けをした日本建築が現れます。
いやほんとに、これを山の中に作っちゃおうと考えたオーナーがすごいよね。すごい。
店の前に飾り付けられているのは七夕飾りを思わせる巨大な飾り。黙々と上がっている煙は名物の山賊焼きを焼いている煙と思われます。 売店に売っているのもお土産っぽくて、食事に全く関係のない子供用のおもちゃが大量に売っていたりして、縁日っぽい。ここまで徹底的にお祭りの雰囲気を出すからこそ、楽しめるのですね。
お店は雰囲気の異なる店舗が複数ありますが、どのお店も食事にありつけるまではかなりの時間がかかるので、子供が飽きずに待ってられるのには工夫が必要ってことですかね。そういや都会の行列みたいにゲームしながら黙って並ぶ子供とか見かけなかったなぁ・・・。
いろり山賊玖珂店。やっぱり一番人気の山賊に並んだよ。
いろり山賊玖珂店には敷地内にコンセプトの異なる3つの店舗があります。
いろり山賊店はいわゆる「山賊」の元祖のお店で、野外の席が多く、ほとんどのお客さんがここを目的にやってきます。
レストランに食事に来たというよりもキャンプやバーベキューの様に自然の中で揺ったり過ごせるのが魅力。
メニューの数は一番少ないけど、食事がメインではなくって、この雰囲気の中でのんびり過ごすということが大事。
ただし、店舗内に入る前に食券を買うのにとても並ぶ。
その他は、どちらかというと山賊をコンセプトにしたレストランで、食事がメインです。
店舗に入る前に名前を書いて順番待ちをして、入ってから注文をするスタイルで、外の席もあって、山賊に雰囲気がすこし似ているのがかまど。メニューも豊富でお座敷になっており、ちょっと豪華なのが桃李庵です。桃李庵だけは事前に予約ができるので、待ちたくない人はここにするのもあり。(ただし、コース料理しか頼めないです。)
その他、持ち帰りもできるので、並びたくない人はお土産専用カウンターでどうぞ。
小一時間ほど並んだところで、食券カウンターまでようやくたどり着きまして、最初に食べたいものを紙に書き込みます。カウンターでお金を払った後は、自分で席を探して店員さんに食券を渡して待つ。座して待つ。
しかし、食券カウンターで名前を聞かれるんですけど、食事が運ばれてくるとき、店員さんが大きな声で「○○様~」って呼びながら探していて、テーブル番号とかでやらないんだ。って、今時、個人情報とかでうるさいところが多いんで、ちょっと新鮮だった。まあ、席によって見える景色が違うので、席を移動する人とかもいそうだし。
頼んだのは定番の山賊焼きと山賊おにぎり。後からいろいろ追加もした。
カウンターで頼んでおいたのは、定番の山賊焼きと山賊おにぎり。そして生ビール。ワラビの煮物。
他の座席を見ていると、人数分の山賊焼きと山賊おにぎりに加えてうどんやそばを頼んでいたりして、炭水化物どんだけ食べるの?っていう感じ。
そばやうどんを頼まない人は餃子か焼肉(しちりんで肉を焼く)って感じですかね。メニューの数が少ないので、どうしてもこれらの定番物に行く。
車で来る人が多いからか、はたまたオペレーションをシンプルに回すためもあると思うけど、つまみのようなものがちょっと少ない。枝豆とか冷や奴とかあるけど、その程度です。
あ、川魚ももちろんあって、やっぱ屋外で食べるという雰囲気に合わせたメニュー展開です。
驚いたのは、ビールです。ジョッキで頼むと700円弱だったんです。これはまあ普通じゃないですか。
しかし、敷地内にヱビスビールの自販機があって、そこでは缶ビールが300円で売られているんですよ。もちろん、私を含め、みんな追加のビールは自販機で買う。っつーかおそらく知っている地元の常連客は最初からカウンターでビールを頼まず、中で缶を買ってる気がする。
えー、ホントに300円?って思いながら、自販機を眺めていたら、私の後ろに立ったおじさんが、「300円?やっす!」とかつぶやいていて、おんなじこと思っちゃったっす。
缶ビールを追加したこともあり、なんか最初に注文したものだけでは物足りなくなり、しちりんの焼肉など追加して、缶ビールを買って、帰りの電車の時間までのんびり過ごした。
山賊の内部も縁日の雰囲気が続く。神社もあるんですけど。
縁日の雰囲気は待ち時間だけでなく、中に入ってからも続きます。
明かりが提灯なのもそうだけど、金魚すくいやスーパーボールすくいなどができるお店があったりするので、食事が来るまでの待ち時間とか、食事が終わった後でも、お父さんやお母さんがのんびり休みたいときに、子供達が退屈しない。(自然の中でわーーって遊ぶのも退屈しない雰囲気。)
中に神社があるのもびっくりでしたね。ここのオーナー、すごいいろいろ考えますね。
というわけで、テレビでしょっちゅう紹介されて、なかなかに興味深かった山賊を楽しみました。
岩国って基地とか錦帯橋のイメージしかなかったですが、錦帯橋も架かっている川が川遊びできる雄大な川だったし、この山賊もテーマパークみたいだし、なかなか面白かったです。入るまでに並ぶところもテーマパークみたい。
いろり山賊 玖珂店
住所:山口県岩国市玖珂町1380-1
電話:0827-82-3115
URL:http://www.irori-sanzoku.co.jp/
山賊になったような気分で自然の中で野趣あふれる食事を楽しめるコンセプトレストラン。玖珂店はJRの駅から徒歩20分ほどなので、車がなくてもいけます。岩国を訪れたら是非足を伸ばして見て。