粉もの・点心

中国江南地方で一般的なワンタン。蒲田の「上海わんたん」訪問。

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上海わんたん 海老ワンタン 饂飩 肉ぎっしり 東京は大田区の蒲田で有名な食べ物と言えば餃子。特に羽根付き餃子の発祥の地として知られております。100円で餃子を出す中華料理店とかあったりしてかなり侮れません。
そんな蒲田で前からずーっと行ってみたいと思っていたお店の一つが「上海わんたん」。そう、餃子ではなくワンタンのお店なのです。
日本で一般的な具がちょっぴり、皮をつるつるっと食べるびろびろとしたワンタンではなく、餃子のように具をぎっしりと入れたもの。水餃子とワンタンのいいとこ取りみたいなワンタンです。

上海わんたん 海老ワンタン 饂飩 こちらがお店の店名にもなっている上海周辺でよく食べられているワンタンの形。
私が数年前に江南地方で食べたのに比べ、ずっと肉がぎっしりで食べ応えがあるお店。
あのときは「大饂飩」という表示で、麺料理と勘違いして注文したらワンタンだったという。

濃厚なとんこつスープに肉がぎっしりと詰まったワンタンがごろんと8個。
薬味はシンプルに小口切りの万能葱のみです。

上海わんたん 海老ワンタン 饂飩 肉ぎっしり 海老ワンタンをお願いしたので、ワンタンの中にぷりっとした海老が1匹はいっていました。
肉餡も生姜や葱などが混ぜ込んであって、薬味が臭みを消しつつ旨味を引き立てる。
一口でほおばれない大きさなのでレンゲの上で一息つきながらいただきました。

ちなみに店内備え付けの黒酢で食べるのもなかなか良かった。

上海わんたん 海老ワンタン 饂飩 春巻 サイドメニューの春巻きも1本だけ注文。1本だけのためにわざわざ油を温めるのは
申し訳無い感じがしましたけど、食べてみたくてお願いしちゃいました。
肉ぎっしりのワンタンに対し、春巻きは野菜たっぷりで、カリカリの皮の香ばしさと、
ワンタンの皮のつるつるしたところを交互に美味しくいただきました。

ただ、中国の人的には「両方とも主食」なので納得いかない組み合わせな気もする。
(日本人、揚げた春巻き好きだからな~。勿論、私も好き。)

以前、自分で「世界の食べ物」に書いた記事を読み返してみましたけど、
ワンタンは元々北方で生まれた料理ですが、南部の方に定着してしまったもののようです。

子供の頃、「中国の北部は粉、南部は米」と社会の授業で習った物ですが、
流通が活発な現在はその常識もなくなりつつありますし、今の子供達は 全く違うことを教えられてるのかも知れませんね。

蒲田で羽根付き餃子もいいけど、ワンタンも美味しいですよ。
長居はしづらいお店だけど。

上海わんたん・食彩厨房

上海わんたん 外観 蒲田 住所:東京都大田区蒲田1-13-7
電話:03-3739-1883
営業時間:11:00~14:00(店内飲食)~17:00(持ち帰り)日、月休
ホームページ:http://www.8989.jp/wonton/

蒲田の住宅街の中にひっそりとあるカウンター4席の小さなお店。
メニューは海老ワンタン、椎茸ワンタン、春巻きの他にちょっとしたつまみのみ。
ビールで軽く一杯・・・もできるけど、店内飲食は昼間のみなので少々はばかられる。
店内飲食よりも持ち帰りの方がメインのお店です。
平日昼間は女性のお客さんが昼に食べつつ、数人前持ち帰ったり。(私もやった。)
テレビで取り上げられたりすると混むので、落ち着いた頃に行くと良いかも。

上海わんたん・食彩厨房飲茶・点心 / 蒲田駅京急蒲田駅梅屋敷駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5