煮込み・鍋

みなと横浜。明治創業の牛鍋の老舗荒井屋で牛鍋を。

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横浜 荒井屋の牛鍋 すき焼きというとよく関西人と関東人との間で「関東風」「関西風」の論議が起こるが、そもそも関東で生まれたすき焼きは「牛鍋」といい、発祥も横浜である。
幕末に横浜港が開港し、海外から食肉文化が入って来たとき、牛肉を和風の味付けにした牛鍋屋が横浜一帯にできたのが始まり。割り下で肉、野菜をぐつぐつ煮た物。焼かない。そして、関西は牛脂であぶる。
当時は牛鍋屋が沢山あった横浜も、現在ものれんを守り続けているお店はわずか3軒。 その中の一つ「荒井屋」に行って参りました。
肉のうまさもさることながら、趣ある店舗の雰囲気が良かったです。

荒井屋 牛鍋 煮る前 牛鍋屋さんなので最初に牛鍋の写真を載っけます。綺麗な霜降り肉です。
この肉の下に砂糖、しょう油、みりん・酒などをまぜた割下がはいっております。

今回は限定の春の特別懐石を予約しておいたので、鍋は最後の方に出てきました。
またこちら一人用鍋です。固形燃料で一人分をクツクツ似るタイプ。
全部の料理を大きな写真で紹介するとスペースとるので小さめ写真でざざっと紹介します。

荒井屋 牛肉の佃煮 荒井屋 刺身
荒井屋 タケノコ煮 荒井屋 茶碗蒸し

出てきた順番と多少前後いたしますが、4月の昼懐石です。この内容は4/30で終了。
左上から、牛肉の佃煮とスナップエンドウ等の白和え、お刺身、春の煮物(タケノコ、山菜など)、茶碗蒸しです。
もはや普段は出汁など取らず出汁の素なので、出汁がやっぱり美味しい。

荒井屋 牛肉ハンバーグ 茶碗蒸しの前に出てきた和牛肉のハンバーグです。「え?」という感じです。
牛鍋があるのにまさか牛肉料理がもう一つ出てくるとは思わなくてびっくりです。
付け合わせの焼き野菜といい、旨味たっぷりの牛肉といい、家庭の味とは全く違う。
たぶんこれお土産で売ってるのと同じ物。(少し小ぶりかも知れませんが。)

荒井屋 牛鍋  冒頭に出てきた牛鍋をぐつぐつと煮ます。少し赤身が残るくらいのところでパクリ。
思っていたよりも濃いめの味付けの割り下でした。

荒井屋 ご飯と味噌汁 最後に出てきたのがご飯と味噌汁、香の物。牛鍋をぐつぐついわせている最中に出てきましたので、やることと言えば勿論、そう。あれです。

荒井屋 牛鍋の卵とじ 荒井屋 牛鍋の卵とじ ミニ丼

すいません。小鉢に残っている玉子をえいやっと鍋に入れて卵とじにしました。
として卵とじにしたお肉と野菜をご飯の上にのっけてミニ丼に~。
でも玉子でとじてもそれでも汁がまだまだ濃かったので、ご飯のおかずにぴったりな感じです。

あ、そういえば最後にデザートが出てきた気がしますが(確か苺)、それは写真なしです。

昼懐石、これで4000円ですごくびっくりしました。これは破格だと思います。
勿論、夜にお客さんを連れてきて頂くための宣伝もあると思いますが、
充分その効果は発揮されましたと思いまする。

でも私が気になるのは、このお店の平日ランチです。
ちょっと贅沢な肉が食べたい!って時にステーキランチを食べに来ようと思ってます。

ちなみに身内が言うには、前に横浜の地下街にもお店があったらしいのですが、
撤退してしまったそうです。不景気で、吉野屋みたいな牛丼チェーンにやられたのかも。
今は本店と港のほうにもう一店舗あるようです。

横浜の老舗牛鍋屋といえば、残りは「太田なわのれん」「蛇の目屋」。
いずれこの2軒も訪れてみたい。

荒井屋

荒井屋 外観 横浜 牛鍋
荒井屋 2階の座敷
住所:横浜市中区曙町2-17(本店)
   横浜市中区海岸通4-23相模ビル1階(万国橋店)
電話番号:045-251-5001(本店)045-226-5003(万国橋店)
営業時間:11:30~15:00 17:00~22:00(本店第三火曜休 万国橋店第3日曜休)
ホームページ:http://www.araiya.co.jp/
      牛鍋処 荒井屋 楽天市場店
創業110年以上の横濱発祥の牛鍋の老舗。(万國橋店は平成オープン。)
牛鍋処 荒井屋 楽天市場店でハンバーグなどを購入し、家庭で老舗の味を楽しむこともできます。

荒井屋 本店すき焼き / 伊勢佐木長者町駅日ノ出町駅阪東橋駅
昼総合点★★★★ 4.0