上田のB級というにはうますぎるグルメ。細麺カリうまあんかけ焼きそば。福昇亭
ここいらで焼きそばがあんかけ焼きそばとして定着したのは、福昇亭という中華料理店。
長野の食材や好みに合わせてできたのが、長野市の権堂にあった福昇亭のあんかけやきそばでした。 その中華料理店福昇亭のお子さんが上田に出した店の一つが上田の福昇亭。(もう一つは日昌亭)
長野の福昇亭は中華料理屋さんでしたが、受け継いだお子さん達はメニューを絞り、焼きそばを中心としたお店になりました。
細麺をカリカリになるまで焼いた後に繊細なあんかけをたっぷりと。
こちらが上田の福昇亭のあんかけ焼きそばです。あんかけというと醤油の色が濃い抹茶色のものがありますが、このお店のは上湯の薄い色をしています。
野菜がたっぷりのあんの上にチャーシューと錦糸卵をトッピングしたら完成。美しいです。
麺を箸でつまむと中から細い縮れ麺の焼きそばがお目見え。こんな細い麺の焼きそばは珍しいです。
出てくるのを待つ間じーっと厨房を見ていましたが、この細い縮れ麺をとにかくフライパンで何度もあおって、煎って煎ってかなりカリカリになるまで焼いていました。
焼きそばがほとんど揚げ焼きそばに近くなるほどカリカリにしたところで皿に移し、
作り置きしてあったあんかけの餡を焼きそばにかけてできあがり。
餡をかけてトッピングを盛り付けて、お客に提供するのは女性従業員の方で、ご主人はとにかく注文分の焼きそばをひたすらあおり続ける。かなりの重労働だなぁと思って見ていました。
わんたんもあるよ。スープ代わりに食べてもいいかも。
福昇亭のメニューのポイントは、「焼きそば」「ラーメン」「ワンタン」です。
この3つのメニューをベースにアレンジしたものがメニューに並びます。
これはわんたん。わんたん麺ではなくわんたんです。麺を入れないワンタンスープ。
麺類を大盛りで頼むような人ならば、五目焼きそばにわんたんスープで頼むとバッチリかと。
ワンタンスープは醤油ベースなので、味がぶつからないのも良い感じです。
麺も一緒に食べたければわんたん麺もありますし、ラーメンでも注文できます。
同じ兄弟店で上田に日昌亭というお店がありますが、こちらはご兄弟のお店です。
麺の仕上げ方や味付けがちょっと違うので、人により、日昌亭派と福昇亭派に分かれるようですが、時間があれば両方食べ比べてみたかった。
これまで食べてきたあんかけ焼きそばとは麺の太さも餡とのバランスも違っていて、なかなか美味しい焼きそばでした。次に上田に行ったら、他店の食べ比べしたいと思います。