麺料理

これぞ日本の食堂。看板ないけどやってます。新発田の太陽食堂。

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新発田 太陽食堂の店内メニュー 

新潟県の五頭温泉郷の大石屋旅館に行ったとき、帰りに新発田を経由して新潟に戻りました。 新発田市は江戸時代には十万石の城下町として栄え、現在も新発田城などの歴史的建造物が残っているため、ぶらりと散歩するのにちょうどいい距離感と街の規模だったのです。

ちょうどお昼時にかかったこともあり、新発田のどこかで遅いお昼ご飯を食べようかと、飲食店を物色していたとき、出会ったのが太陽食堂。看板は出てないのだけども、磨りガラスのガラス窓の向こう側に業務用の中華調味料の缶が何個も透けて見えたのです。

さらに建物の入り口の引き戸から地元の人っぽい二人連れが中に挨拶しながら出てきたのを見て、「これは店だろ」と確信。入ってみました。


ご夫婦で切り盛りしている感じの町の食堂。壁のメニューがいい味。

新発田 太陽食堂の店内メニュー 

お店のメニュー看板はこんな感じ。創業以来メニューは全く変えてないんじゃないかと思わせます。
ソフトドリンク以外は値上げを余儀なくされたようで紙を貼ってありますが、基本のメニューは変わらない?
ラーメン、そば、うどん、丼物からカレーまで、一通りの食堂メニューが揃います。


新発田 太陽食堂のあんかけ焼きそば

頼んだのはあんかけ焼きそばとタンメン。どちらも他のお客さんが頼んでいて美味しそうだったから。
炒めた野菜にラーメンスープをたっぷり入れて、これまたたっぷりの片栗粉でとろとろにしてあって、
熱々のところをハフハフとやけどに気をつけながら食べる。とにかくどろりとした餡がたっぷりです。


新発田 太陽食堂のタンメン

タンメンは野菜がたっぷりであんかけ焼きそばほどドロドロとしておりませんでした。
優しい塩味で、醤油味のこってりあんかけ焼きそばと一緒に食べるのが味が対照的でいい感じ。
(二人で半分ずつたべています。あしからず。一人で二人前ではございませぬ。)

タンメンって、湯麺ですから、本来の意味はスープ麺は何でもタンメンなんですけど、
日本ではタンメンって野菜炒めをたっぷり載せたラーメンの意味に変化していますよね。
それも醤油ベースではなく、塩ベースの物が多い気がします。まあ、野菜いっぱい食べられるからいいんだけど。

店を切り盛りしているのは年配のご夫婦という感じでしたが、料理は奥さんで、旦那さんは接客をやっている感じでした。こういう食堂は逆のパターンが多いので、珍しいなと感じました。
人なつっこそうな笑顔でテーブルを案内してくれた店主。明らかに地元民でないとわかったのでしょう。

「あんかけ焼きそばがよく出るかな。」と、地元民がよく頼むメニューを紹介しつつも押しつけることもなく。 ああ、ちょうど皆さんが食べてるの見て、食べてみようとおもってたんすよ~。

店名が出てないので何の店だかわかりにくいですが、明らかに商売をやっているような雰囲気です。
入り口の右側に「営業中」という看板が出ているのが目印です。
昭和な雰囲気の町食堂です。町歩き中に一休みしたくなったら是非立ち寄ってみてください。

太陽食堂

新発田 太陽食堂 外観

住所:新潟県新発田市大栄町1-1-5
電話:0254-22-2196
営業時間:11:00〜19:00

JR新発田駅から道のりで800mくらいの場所にある食堂。
メインの商店街から一つ路地に入ったところにあるお店です。
店名の看板はなく、入り口にある「営業中」の看板のみが目印。
日本のいわゆる一皿メニューが揃った軽食堂です。(定食は野菜炒めだけ。)
こういうお店、うちの近所に全くないので、旅行先で出かけると入っちゃいます。

太陽食堂定食・食堂 / 新発田駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0