B級グルメの走りは静岡の富士宮やきそばが出たのを皮切りに、おらがとこ自慢の焼きそばが日本全国あちこちから上がるようになりました。焼きそばという商品の特性上、見た目は茶色い炒め麺で何がどう違うのかとわかりにくいところがありますが、 石巻の焼きそばは「二度蒸し」「魚介だし」というのが特徴です。
さっぱりした和風の炒め麺はもはや中華からは激しく逸脱して、すっかり日本料理になっているよなぁとしみじみ。そんなお味です。

藤や食堂 石巻やきそば こちらが石巻焼きそばです。ぱっと見では横手やきそばと同じに見えちゃいます。
石巻焼きそばは麺を二度蒸しすることで麺が茶色く変色するのですけども、
そもそも焼きそばってソースの色で茶色いので見た目には全くわかりません。

石巻焼きそば チルド麺とソース というわけで間に挟みました。石巻焼きそばのチルド麺です。こんなんです。
普通の焼きそばは黄色い麺ですから一目瞭然ですね。

藤や食堂 石巻やきそば 麺あっぷ 麺をアップにしてみました。石巻焼きそばは焼くときに魚介だしで蒸し焼きにします。
仕上げに自分でソースを後がけでかけて食べるのです。だからこの麺はほとんど味が付いていません。
おまけにだし汁で蒸し焼きにしてますので、焼きそば特有の香ばしい焼き加減ではなく、しっとりとしています。

石巻焼きそば 先ほど中身をお見せしたチルド麺のパッケージです。二度蒸し!と書いてあります。

ご当地焼きそばはこれまで、「富士宮やきそば」「横手やきそば」「宇都宮焼きそば」「蒜山焼きそば」「なみえ焼きそば」といろいろ食べてきましたが、 個人的なランキングではいまんところ宇都宮焼きそばが一番かな~。
北関東の和風のさらっとしたソースとプロの絶妙の焼き加減の麺がベストマッチ。
太めの麺のもっちりした食感と、かりっと焼いた表面とのバランスがよかった。
そういう意味では石巻の焼きそばは蒸しちゃうのでしっとりとしている反面、
魚だしの味を麺にしみこませていて、旨味を楽しむのを重視しているっぽい。
これがきっと石巻の人々の好みで有り、文化でありましょう。
やっぱ美味しいお魚に囲まれてきた土地柄だなぁという感じです。

藤や食堂

藤や食堂 外観 宮城 住所:宮城県石巻市立町2-6-17
電話:0225-93-4645
営業時間:11:00~20:00 不定休

石巻駅から徒歩5分。石巻焼きそばの幟と店構えの雰囲気で飛びこんだお店。
焼きそば専門店ではなく、うどん、そばから定食までそろった庶民的な食堂です。
電車の乗り継ぎの待ち時間にさっとお昼をいただいたりするのにもちょうどよい。