麺料理

日本三大うどん!手打ちうむどん始祖清水屋のつるつる麺。

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水沢うどんは群馬県の伊香保の水澤寺門前で食べられるうどん。稲庭うどん、讃岐うどんとともに日本三大うどんの一つと言われます。
発祥は400年ほど前、水澤寺の参詣者に振る舞ったことから始まり、透明感のあるツヤツヤとした麺ともっちりしたコシが特徴的。のどごしがよくつるりと食べられます。
冷たいうどんをつけだれにつけて食べるのが一般的。そばは水が良いところで食べるに限ると思っていましたが、このうどんも水沢の水があっての味だと思う。高級うどんって感じです。

水沢うどん 清水屋 ざるうどん 中もり 水沢うどんはお土産にいただいたことはありましたが、現地で食べるのは初めて。
初めてなので水沢うどん発祥のお店「手打ちうむどん始祖清水屋」に行きました。
天正年間創業といわれる水沢うどん最古の店で、ごまだれのざるうどん一本でやっているお店。
こちらは「うむどん 中もり」です。つやつやの麺が美味しそうです。

水沢うどん 清水屋 ざるうどん アップ うどんだけに寄ってみました。見ておわかりの通り、麺が不揃いでしょう。
全行程手作りにこだわったお店なので、機械で作るように均等にはならないのです。
水澤寺の街道沿いには水沢うどんを提供しているお店がずらりと並んでいますが、
その中で手打ちうどんを出しているお店は3軒のみなんだそう。
言われてみると確かに看板に「手打ち」と表記していないお店の方が多い。
観光バスを受け入れるような大きなお店では手打ちうどんにこだわっていたら
職人がいくらいても足りなくなるのでしょうね。だから適度に機械化してます。
でもこのお店は「水沢うどんの発祥の店」というプライドから全行程手作りにこだわる。
プライドっていうよりやっぱり熟練職人の手打ちの方が美味しいという自信からかな。

水沢うどん 清水屋 ざるうどん ごまだれにつける うどんのおいしさを味わってほしいので、「まずは麺だけ食べてみて」と注釈が入り、
その後、昆布と鰹の合わせだしをベースにしたごまだれにつけていただきます。
ごまだれはこってりしたイメージがありますが、生姜が少しきいていてさっぱりめ。
このあたりもうどんの味を殺さない工夫なのでしょう。

肝心のうどんの味なのですけども、みずみずしいっていう表現がぴったりきます。
見た目も端っこの方が薄くて半透明で、表面はぴかぴかと光ってますけど、
これ水沢のお水が美味しいからこその味。麺に適度に入り込んだ水分が絶妙というか。
つるつるとのどごし良く、あっと言う間に食べてしまいました。

中もりを注文したけどこれなら大もりでも食べれた。大もりにすれば良かった!

水沢うどん 清水屋 メニュー 清水屋さんのメニューです。うどんはごまつゆのざるうどんのみ。
飲み物の他、おつまみにマイタケ炒めや佃煮がちょっとあるだけです。
天ぷらはせっかくの美味しいうどんの味を台無しにしてしまうので提供しないそう。
確かに天ぷらの油の味の方が強くて、せっかくのうどんのうまみを殺すかも。

水沢うどん 清水屋 うどんを干しているところ よくよく見たら外にうどんが干してありました。
群馬って乾いた強い風が吹くことでも有名ですが、空っ風にさらしながらの天日干しも
うどんを美味しくする秘訣なのかも知れませんね。
よくおそばってお水が良くないと美味しくないとか言われますけど、
うどんのおいしさも水に大いに関係するんだなぁ。
うどんってそばに比べると庶民的なイメージでしたが、これは高級なお味でした。

持ち帰りもできるんだけど、「絶対に家であの味にはならない」と言われまして、
またいつか水沢まで食べに行こうと固く決意しました。勿論今度はおおもりでね。
(他のお店の味も気になるんだけどもね。うどんやさんいっぱいあるから。)


手打ちうむどん始祖清水屋

水沢うどん 清水屋 外観 住所:群馬県北群馬郡伊香保町水沢204
電話:0279-72-3020
営業期間:11:00~17:00(日祝~17時30分)木曜休

県道15号の街道沿いにずらりとお店が並んでいるので車が最も行きやすい。
バスは高崎駅から群馬バスの伊香保温泉行で水沢観音下車。
もしくは渋川駅から関越交通バス伊香保温泉行きで、水沢入口ビジターセンター前下車。
県道15号を3キロくらい南に徒歩で下る。(道中は坂を上ったり、下ったりです。)
関越交通バスは伊香保往復の1日乗車券を800円で発行しているので、
往復ともに関越交通バスを使うならお得ですが、県道15号沿いは使えないため、
水沢観音から伊香保方面の県道33号までの間は徒歩か、別料金で群馬バスに乗ることになります。

清水屋うどん / 渋川市その他)
昼総合点★★★★ 4.0