津軽百年食堂の3軒目は黒石のすごう食堂です。弘南鉄道弘南線終点の黒石駅から歩いてすぐの場所にすごう食堂があります。建物は大正時代に作られたというからすごい!
最近の日本の飲食業界は切っても切っても同じ味の大手企業が運営するチェーンのレストランが広がり、個人経営の大衆食堂がめっきり減っております。そんな中で上手に代替わりしながら100年近く続くいわゆる「百年食堂」。特に津軽地域の百年食堂は現存する店舗をモデルとした小説が映画化され、にわかに注目されました。(作家の椎名誠氏も同じテーマでの食べ歩きをした書籍を執筆しております。にっぽん全国百年食堂)
前からずっと行ってみたくて、一軒目が大鰐温泉の山崎食堂、二件目が弘前の三忠食堂。それで三件目に訪れたのがこちらです。こちらのお店は椎名誠氏の本を読んで行きたかったところの一つ。

黒石 すごう食堂のメニュー すごう食堂の店内の壁に掛けられたメニューです。こういうメニューも減りましたね~。
黒石に来たらやっぱりつゆやきそばかなぁとも思うのですが、私えび好きでして、
エビ丼なんて珍しい物を見たら頼まずにはいられない。(そういえば椎名氏の本にも出てた。)
メニューを拝見するかぎり、一番の売りはつゆやきそばで、次がスタミナラーメンでしょうか?
ラーメンのだしも気になるところですが(津軽そばのだしをベースにしてるんだろうか)
ともかく定番と好物を頼みました。

黒石つゆやきそば はい。こちらが黒石の名物つゆやきそばです。実は私、B1グランプリで一度食べてます。
戦後の製麺所の増加で、太めの乾燥麺を茹でて醤油で炒めた「黒石やきそば」が定番になりました。
その当時は普通の醤油やきそばだったのですが、寒い日に温かく食べられるようにと、
この焼きそばにそばつゆをかけて提供されたのが始まりと言われるようです。
そばつゆは当然津軽そばのつゆってコトですよね?!
ソース焼きそばにつゆなのかと思っていたのですが、元々は醤油味だったのか。

すごう食堂の黒石つゆやきそば 丼から麺を引き上げて見るとこの太さです。うどんかと見まがうくらいの太さをしております。
このお店は化学調味料を使わず丁寧にだしを取っているので、このつゆ焼きそばもとても優しい味です。
ソース焼きそばにお出し、天かすという組合せがなんとも不思議な味わいです。
普通のそばだと醤油の辛みとみりんなどの甘味がある汁なんだけど、ソースが入ると酸味があるのね。
でもお酢を使った酸味と違って、すごくまろやかな酸味が加わるのです。

津軽の寒い冬、雪の中で温かな食堂に入り、温かい汁物をすするのはうまいだろうなぁ。

黒石 すごう食堂のえび丼定食すごう食堂のえび丼
こちらは思わず頼んでしまったえび丼。なんで内陸でエビ!?って思いますけど、
カツ丼はよくあれどエビ丼なんて珍しいからつい頼んでしまいました。
エビフライをカツ丼のように玉子とじにした丼です。エビカツ丼っていうのがわかりやすい。
肉と違ってさっぱりと食べられるし、やはりだしの味が優しくて美味しいですね。

姉妹二人で営むまさにお袋の味が味わえる雰囲気のいい食堂です。近くにあったら通っちゃう。

すごう食堂

黒石 すごう食堂 外観 住所:青森県黒石市一番町20
電話:0172-52-3476
営業時間:10:00~19:00 不定休

弘南鉄道弘南線黒石駅から徒歩数分。ザ・日本って感じの大正建築の店構えがいい雰囲気を醸し出します。